第35回移動大川美術館展「物語をえがくー文学と版画の世界ー」
イベント概要
第35回移動大川美術館展 「物語をえがくー文学と版画の世界ー」
オディロン・ルドン《 『 悪の華』 わが夜な夜なの 暗やみの背景に 神は巧みなる指先もて 途切れることなきさまざまの悪夢を描く 》1890年、銅板、紙
今回の展示では、「画家と文学」をテーマに当館コレクションから、オディロン・ルドンをはじめとして、藤田嗣治、シャガール、アントニ・クラベ、ベン・シャーンの版画作品をご紹介します。19世紀末から20世紀前半にかけて、ヨーロッパでは版画技術の発展と画商や出版者たちが豪華本を企画したことなどを背景に、多くの画家たちが挿絵本を発表しました。挿絵の仕事のほか、画家にとって文学作品は、創作の転機や座右の書、また文学者との交友など多様な関係性をみることができます。聖書から同時代にいたるまで文学は絵画の主題としてもさまざまな画家に描かれてきました。美術と文学のふたつの芸術が交差し広がる世界をお楽しみください。皆さまのご来場をお待ち申し上げます。
会 期 2025年3月1日(土)~3月7日(金) 10:00~15:00
※3月4日(火)は休館です。
会 場 美喜仁桐生文化会館(
観覧料 一 般・・・・・300円
心身に障がいをお持ちの方、65歳以上の方、中学生以下の方・・・無料
心身に障がいをお持ちの方と65歳以上の方の付き添いの方・・・無料
学芸員による作品解説(※予約の必要はありません。当日会場にお越しください。)
●3月2日(日)11時00分~11時20分
●3月6日(木)13時00分~13時20分
主な出品作品
オディロン・ルドン《版画集『悪の華』》1890年、銅版・紙
藤田嗣治《ジュール・ボワシエール『中毒に就いて』》1928年、リトグラフ・紙
マルク・シャガール《シェイクスピア『テンペスト』》1975年、リトグラフ・紙
アントニ・クラベ《ラブレー『ガルガンチュア物語』》1951-55年、リトグラフ・紙
ベン・シャーン《一行の詩のためには...:リルケ『マルテの手記』より》1968年、リトグラフ・紙
全約70点
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※大川美術館は館内改修工事のため、下記期間は休館しております。
2024年12月16日(木)~2025年4月25日(金)
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《関連イベント》
ミニコンサート「物語をかなでる-文学とピアノ曲-」
移動大川美術館展「物語をえがく-文学と版画の世界-」の出品作『悪の華』『テンペスト』等を含む文学にまつわるピアノ曲をお聴きいただきます。
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日時: 3月6日(木) 12時00分~12時40分(入場無料・自由席)
場所: 美喜仁桐生文化会館(桐生市市民文化会館)アトリウム
出演: 池邊啓一郎(東京藝術大学ピアノ科非常勤講師)
プログラム:
♪ショパン バラード第1番 ト短調 Op.23
♪ドビュッシー 前奏曲第1集より「音と馨は夕ぐれの大気に漂う」
♪ベートーヴェン ピアノソナタ第17番「テンペスト」より第3楽章 ほか
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主催:公益財団法人 大川美術館 協賛:桐生商工会議所
協力:公益財団法人桐生市スポーツ文化事業団
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出演(予定) | 池邊啓一郎 |
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学、ミュンヘン音楽演劇大学マスター課程、東京藝術大学大学院を経てミュンヘン音楽演劇大学マイスター課程を修了。東京藝術大学学内にて同声会賞、大学院アカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞を受賞。また、ミュンヘン音楽演劇大学マスター課程を最高点で卒業。Steinway Klassik-Förderpreis 2017 Münchenにて第1位を獲得し奨学生に選出、2019年ShigeruKawai国際ピアノコンクールにて第4位受賞、2022年ガスタイク音楽賞コンクールにて第1位受賞等国内外の数多くのコンクールで入賞を重ねる。 |
チケット販売情報
お問い合わせ・チケット予約 |
美喜仁桐生文化会館 0277-40-1500 |
【大川美術館について】
公益財団法人大川美術館は,桐生市出身の大川栄二が約40年にわたって収集した日本・海外の作家のコレクションを中心に,市の支援を得て、平成元年に市内を一望できる水道山の中腹に開館いたしました。
各展示室にはソファーを配置するなどの工夫で、自宅で絵を見ているような、暖かい雰囲気でゆっくり過ごせるような「逢いたいときにいつでも逢える名画の館」を目指しています。数々の名画と共に、緑豊かな水道山の四季折々の変化を楽しめるカフェでの、ゆったりとしたひとときもお楽しみ下さい。